• 自分でやってみよう!!

切断機と溶接機の練習ができるレンタルスペース

溶接講座

金属同士をくっつけたい、金属を切断したい。溶接機や切断機が使えればDIYの幅が広がりそう。そう思っている方も意外と多いのでは??

ということで溶接機や切断機が使えるレンタルスペースをご紹介します。今回ご紹介するのはホームセンターのカインズホームです。

カインズホームの場合、溶接機、切断機を使うために「溶接講座」を受ける必要があります。店員さんに装置の操作方法を手とり足取り教えてもらいながら、鉄板と針金を使ったネームプレート作りをやります。この講座を終えると終了証を受け取ることができ、次回からレンタルスペースを使えるという感じです。

溶接機や切断機を使ってみたいけれどやったことないし、いきなり装置を買うのもどうだろうという方にはかなりおすすめです。一度参加してみてはいかがでしょうか?

1.カインズホームの切断機・溶接機レンタルスペース

2.溶接講座の流れ

3.切断機の使い方

4.溶接機の使い方

5.まとめ

1.カインズホームの切断機・溶接機レンタルスペース

カインズホームは関東を中心として全国に展開しているホームセンターです。ホームセンター業界で第一位の売り上げを誇っています。そんなカインズホームではDIY用のレンタルスペースが充実しています。今回は切断機、溶接機についてのご紹介です。

すべてのカインズに同じDIY用施設が入っている訳ではなく、店舗ごとにやれることが違ってきます。どこの店舗にどのような施設が入っているかを確認するためにはカインズホームの予約用のページが便利です。(https://reserve.cainz.com

カインズ予約1
画像出典:https://reserve.cainz.com/

こちらサイトで何も入力せずに検索ボタンを押すと下写真のようなページが表示されます。さらに施設一覧のタブを選択すると利用できる施設が表示されます。全店舗の施設が表示されるのでお住いの地域で絞り込むとお近くのカインズだけが表示されるようになって良いかと思います。

まずはどんなレンタルスペースがあるかをざっと見てみて興味があるものがないか探してみましょう。

今回は溶接スペースについてご紹介です。

カインズ予約2
カインズ予約3

運よくお近くの店舗の中で溶接スペースをみつけた方はそちらから予約することができます。
予約にはログインが必要になるのでまずは赤枠から新規登録を行ってください。メールアドレスがあれば簡単に登録できます。ログインできたら青枠の予約する日程と時間を選択して、あとは緑枠の予約するを押すだけです。料金は30分150円となっています。

カインズ予約4

ということで予約の仕方は分かったかと思いますが、この溶接スペースを使うためには条件が二つあります。


①カインズカードに入会済み、もしくはカインズアプリ登録済み
②事前に「溶接講座」を受けて終了証を所有している


次の節で「溶接講座」がどのようなものかご説明していきます。

2.溶接講座の流れ

カインズの溶接機・切断機を使うためにはカインズで催されている「溶接講座」を受けて終了証をもらう必要があります。

まずカインズの予約サイト(https://reserve.cainz.com)で「溶接講座」と調べてみましょう。すると溶接講座をやっている店舗が表示されます。

カインズ予約5
カインズ予約6

その中からお近くのカインズホームをクリックしてみてください。そうすると【溶接講座】ネームプレート作りというのが出てくると思います。そちらをクリックすると予約画面が表示されます。

金額は税込み1880円/人です。

「予約をする」をした後は指示に従って進んでいくと予約できます。基本的には予約だけして支払いは現地でやる感じです。

溶接講座予約1
溶接講座予約2

溶接講座の内容は以下のようなものです。


10㎝×20㎝の鉄板に切断機で文字を切り出したり、溶接機で針金を溶接することでネームプレートを作ります。

溶接講座当日は以下のような流れでした。

①料金の支払い
②切断機の説明(基本操作の説明と店員さんの実演)
③切断の練習(実際に鉄板を切ってみます)
④溶接機の説明(基本操作の説明と店員さんの実演)
⑤溶接の練習(針金を鉄板につける練習をします)
⑥ネームプレート作り開始(好きな文字を選んで切断機で切り抜き針金を溶接)
⑦サンダーで表面を研磨(切断面を削って整えます)
⑧スプレー塗装(好きな色を選んでスプレーします)
⑨作品を受り、終了

こちらが完成したネームプレートです。どうでしょうか初めてにしてはまぁまぁですかね?でもよ~くみると切断面がギザギザしていたりします。ちなみにAが⑦のサンダー後、Bが⑧のスプレー塗装後の写真です。

A

完成前

B

完成後

詳細については次でご紹介します。

3.切断機の使い方

まずは切断機の使い方です。これを使えば鉄板を自由自在に切断することができます。今回用いた装置は「SUZUKID エスパーダ15トゥット APC-15E」でした。

この装置とコンプレッサ(空気を圧縮して噴射する装置)を使って切断します。いわゆるプラズマ切断機と呼ばれるものす。

プラズマ切断機は切断機のノズルと切断する金属の間に電圧をかけプラズマを発生させ高温状態とすることで金属を溶かします。そこに空気等のガスを吹き付け、溶融した金属を吹き飛ばすことで切断します。

図にするとこんなイメージ。

プラズマ切断機の原理


溶接講座当日は店員さんが基本の操作をしっかり教えてくれます。操作方法は意外と簡単でした。


①防護服を着る。(手袋、眼鏡、脚保護、腕保護、エプロン)。
②装置のコンセントを入れスイッチを入れる。
③コンプレッサのコンセントをいれ、スイッチオン。エア供給のためバルブを開ける。
④切りたい部分に印をつける。


ここから実際に鉄板を切断していきます。練習で直線と〇と△を切り出しました。

切断機の実演

ご参考まで店員さんの見本動画を載せておきます。※光に注意

⑤ノズルを鉄板に接触させた状態でレバーを握ると電圧がかかりノズルからエアーがでる。それに伴って金属が溶けて火花が出る。

【ポイント】
・切りたいところをゆっくり動かしていくと切断できます。引っ張る方向の方が切りやすとのことなの 
で、うまく鉄板の向きを変えながらやるとよい。

・端から切っていく場合はノズルの下半分を鉄板に接触させノズルの穴をふさがないようにした状態で
スタートする。

・くりぬきたいときは、ノズルを45°に傾けた状態で穴をあけてから切り始めるとよい。

・ノズルの穴をふさいでしまうと火花が体の方に飛んできてしまうため、火花の逃げ道を作っておくとよい。

正直なところ初めてのやる私にとってはかなり難しく、切断面がガタガタになったり、思いどおりの形に切断できなかったりします。これに関しては練習あるのみかと思われます。

4.溶接機の使い方

続いて溶接機の使い方です。こちらは「SUZUKID アーキュリー80ルナ2 SAY-80L2」という機種でした。ノンガスの半自動溶接機です。

ガスを使用するタイプのものもありますがこの機種はガスなしで溶接可能で、溶接用のワイヤがノズルから自動的に出てきます。

イメージを図にしてみました。

溶接機の原理


こちらも操作方法は店員さんに教えてもらえます。
①防護服+溶接用の面をつける。
②装置のコンセントとスイッチを入れる

③溶接用のワイヤーを確認する(必要であればワイヤー交換)
溶接のワイヤーは200円/60分でレンタルすることができますが、持参することも可能なのでワイヤー交換の方法も教えてもらいました。⇒ワイヤーを探す(☞楽天 ☞Amazon

【ワイヤー交換の方法】
赤〇のレバーを上に引き上げる。するとワイヤーを抑えている青〇がパカっと開けられます。その状態で紫〇のネジを外します。
※ネジを外すと上にワイヤーのロールが飛び出てきてしまうので抑えながらやること。

ロールを抑えながらワイヤーを手動で巻き取っていく。巻き取り終えたら、装置から取り外し、ロールの軸の穴にワイヤーを差し込んで止める。

新しいロールを取り付け、ワイヤーを青〇部分まで差し込む。ワイヤーがうまく挟まるように、青〇赤〇をもとの状態に戻す。ズル側のレバーを握ると、ワイヤーが送られる。ワイヤーがノズル先端から出てきたら準備完了。

溶接機1
溶接機2
溶接機3

④ノズルからワイヤーを1㎝程度出す
⑤溶接したい場所にワイヤーを接触させる
⑥ノズルのレバーを握りゆっくりと動かす

溶接練習1
溶接練習2

ご参考まで動画を張り付けておきました(※光に注意)。溶接についても練習が必要で、綺麗な見た目に仕上げられるようになるにはちょっと時間がかかりそうな印象でした。

ただ、つたない操作で溶接してもある程度しっかりとくっつけることはできるような感じでした。これでDIYの幅が大きく広がりそうです。

5.まとめ

✅カインズホームで切断機と溶接機を借りることが可能。
✅借りるためには「溶接講座」を受ける必要がある。
✅店員さんが操作方法を教えてくれます。
✅綺麗に仕上げられるようになるためには練習が必要!!
✅DIYの幅は確実に広がりそう!!

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